排水管髪の毛のつまり

 

アパートや賃貸マンションの管理を行っていると、様々なクレームが舞い込んで来るものです。

設備の故障に、近隣の騒音問題など、その枚挙には暇がありませんが、中でも非常に多いのが下水配管の「つまり」によるものであると言われています。

確かに下水は毎日利用するものですから、この設備にトラブルが多く発生するのは仕方がないことではありますが、時にはオーナーさんにとって「悩みの種」となることもあるようです。

そこで本日は、「排水管髪の毛のつまりに関するトラブル体験記!」と題して、私が経験した配管問題の顛末をレポートさせて頂きたいと思います。

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厄介な入居者

この事件は、私が賃貸の営業マンをしている際、自社で保有して某賃貸マンションの一室で発生致しました。

そのマンションは築20年の鉄筋コンクリート造、30世帯が入居する1Kタイプの物件となります。

これまで満室で運用して来たのですが、その一室が退去を迎え、新たな入居者の募集を行うこととなりました。

この時は運良く年明けの繁忙期と重なり、賃料設定が適切だったのも幸いして程なくお申し込みが入り、無事に契約・引渡しも完了します。

なお借主のスペックは三十代後半のOLさん。

そして引っ越し後、しばらくは何事もなく生活を続けていたようなのですが、我が社の定休日明けのある日、入居者からの連絡が入ります。

その内容は、昨日、バスタブの排水口が「詰まり」を起こし、私の会社に一報を入れたもののお休みであった為、自分で業者を手配して工事を行ったというものでした。

そして水道業者曰く、詰まりの原因は「長年の汚れの蓄積」によるものであり、「費用負担はオーナーがするべきだ」と言っているというのです。

咄嗟に『何だそれ?』と思いましたが、配管のつまりが改善してしまった以上、原因の究明も出来ないので、止む無く費用を負担することにしました。

因みにその費用は「3万円」といいますから、これはなかなかに高い。

そして物件の修繕記録を確認してみると、半年前に全部屋の排水管高圧洗浄が行われており、「長年の汚れの蓄積」というのは実に無理のある理由です。

ただ、既に工事費用は支払っていましたし、今さら文句を言うのもアレなので、とりあえずは配管の状況だけ確認させてもらうことにします。

早速入居者にアポを取り、部屋に上げてもらうと、そこは入居後数か月しか経過していないにも係らずなかなかのゴミ屋敷状態。

問題のバスタブを見ても、湯船に長い髪の毛が何本も落ちていますから、髪の毛を詰まらせた可能性が高そうです。

また、洗面所にも同じくたくさんの髪の毛が落ちていましたから、排水口のメンテナンス方法を教えた上、今後排水が詰まった場合には、管理会社指定の会社へ連絡を入れるように伝えました。

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再発防止に向けて!

そんな出来事があってから、数か月後、再びこの入居者から連絡が入ります。

今回は洗面所の排水が詰まったとのことであり、私が指定した水道業者に依頼したところ、「つまりの原因が髪の毛であったため、工事費用は入居者負担」と言われたことに対するクレームでした。

そして幸い、今も業者が現地にいるとのことなので、営業車で急行して状況確認をすることにします。

水道業者と入居者、そして私の三者立会いの下で、器具を排水口に差し入れ、詰まっているものを取り出してみたところ、出るわ出るわ大量の髪の毛。

入居者も流石にこれは言い逃れ出来ない様子で、大人しく工事費用を支払うことに納得しました。

因みにバスタブについても、その場で点検してもらいましたが、排水トラップには既に大量の髪の毛が詰まっており、放置していれば近い将来再び「詰まり」を起こしていたでしょう。

その状況を入居者に確認させると共に、半年前に高圧洗浄を行っていることを伝えると、前回自分で頼んだ水道業者が「オーナーさんのせいにしてしまいましょう」と持ち掛けて来たことを白状しました。

『本当に業者が持ち掛けたの?』という言葉が喉元まで出掛りましたが、そこは無理やり言葉を呑み込み、「今回の工事費用だけ払って貰えれば良いです」と告げ、部屋を後にすることにします。

ただ、今後もこうした入居者が現れる可能性は充分にありますから、賃貸借契約書には「排水管の詰まりについて、その原因が借主の使用方法に起因する場合には、補修費用は全て買主の負担とする」という文言に加え、

「排水のつまり・水道の故障等が発生し、管理会社と連絡が取れない場合には、下記の貸主指定業者に修理の依頼を行うものとします」という二つの条項を付加することに致しました。

なお万が一に備え、定休日の異なる指定工事業者を、必ず2社は契約書に記載するようにしています。

以来、こうしたトラブルで余計な工事費用を負担させられることは無くなりましたから、皆様にも私の経験を是非ともご参考にして頂ければ幸いです。

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排水管問題まとめ

さてここまで、排水管髪の毛のつまりに関するトラブル体験記をお送りして参りました。

排水口絡みのトラブルは発生件数も多いので、是非ご注意頂ければと思います。

また、既にアパート経営などされている方はご存じかと思いますが、水道業者の中には集合ポストなどに「水のトラブルは弊社まで」なんて内容のチラシや、マグネットシートなどを投函していく者も少なくありません。

実は今回ご紹介したケースも、こうした業者に入居者が依頼をしたのが発端だった様子。

もちろん、しっかりとした業者もおられるでしょうが、中には今回の様なタチの悪い者もいる様ですから、是非お気を付け頂きたいところです。

ではこれにて、排水管髪の毛のつまりに関するトラブル体験記!を締め括らせて頂きたいと思います。